2025.5.20
【2025年版】マンションのフルリノベーションの費用相場を面積別に解説
お役立ちコラム
マンションをフルリノベーションした方へのアンケートで最も多かった悩みは、「見積りが適正かどうかわからなかった」というものだったそうです。
新築に比べてリノベーションは事例や情報が少なく、「費用の相場を調べてもよくわからなかった」という声も多く聞かれます。その理由は、リノベーションといっても工事内容が幅広く、何をどこまで行うかによって費用が大きく変わるためです。
そこで、マンションのフルリノベーションをわかりやすく整理するために、
①スケルトンリノベーション②表装フルリフォームの2種類に分けて面積別の費用相場をご紹介します。
※このコラム内の費用相場は リノベーション協議会の施工事例 と 住宅市場動向調査 をもとに算出しています。

INDEX
スケルトンリノベーション
スケルトンとは、室内の壁や天井、床、キッチン・お風呂などの設備をすべて撤去し、コンクリートの構造体だけにした状態のことを指します。この状態から内装を一から作り直すのが「スケルトンリノベーション」です。
間取りを自由につくり直せることが一番の特徴で、注文住宅のように理想の暮らしを叶えることができます。
また、段差解消によるバリアフリー化や、断熱補強による寒さ対策など、住環境を改善することができることも大きな特徴です。
工事内容

※※あくまで一般的な工事内容の一例です。
面積別の費用相場

スケルトンリノベーションでは、壁や床、天井などをすべて解体して一から作り直すため、表層リフォームよりも費用が高くなります。
ただし、配管やダクトなどの交換もできるため、将来の水漏れなどのトラブルを防げるというメリットがあります。その結果、長い目で見ればメンテナンス費用を抑えられる可能性もあります。
また、リノベーションで最も費用がかかるのはキッチンやお風呂、トイレ、洗面台といった「水回りの設備」です。どのメーカーを選ぶか、どんなグレードにするかによって費用が大きく変わるので、設備にこだわりがある場合は、相場よりも高めの予算を見込んでおく必要があります。
表装フルリフォーム
表層フルリフォームとは、間取りを変えずに、壁紙・床材の張り替えやキッチン・バスなどの設備を交換するリフォームのことです。見た目を新しく整えることで、新築のような状態に近づけることが目的です。
間取り変更や断熱性能の向上はできませんが、最新設備への更新によって住みやすい家にしたり、壁紙や床を一新して室内のイメージを変えることができます。
工事内容

※あくまで一般的な工事内容の一例です。
面積別の費用相場

表層リフォームは、大がかりな解体工事をせずに、今ある内装を活かしながら行うため、スケルトンリノベーションに比べて費用を抑えることができます。
ただし、スケルトンと同じように、水回り(キッチン・トイレ・洗面・お風呂)の設備交換にはコストがかかります。どのメーカーや仕様を選ぶかによって、必要な予算は大きく変わります。
今の間取りや住み心地(暑さ・寒さなど)に特に不満がなければ、コストを抑えられる表層リフォームがおすすめです。
まとめ
マンションのフルリノベーションには、大きく分けて「①スケルトンリノベーション」と「②表層フルリフォーム」の2種類があります。この記事では、それぞれの特徴と面積別の費用相場についてわかりやすく解説しました。
間取りを変えたり、断熱やバリアフリーなど住環境を改善したい方には、自由度の高いスケルトンリノベーションがおすすめです。一方、コストを抑えつつ、古くなった内装をきれいにしたい方には、表層フルリフォームが向いています。
どちらを選ぶ場合も、キッチンやお風呂などの水回りの設備が最も費用がかかるポイントです。メーカーや仕様によって費用は大きく変わるので、こだわりがある方は相場よりも高めの予算を見込んでおきましょう。
また、リビングや水回りだけをスケルトンにして、個室は表層リフォームで仕上げるなど、部分的に組み合わせることも可能です。予算に合わせて柔軟に調整できることがリノベーションの魅力の一つと言えます。
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