2025.11.10

中古マンション購入で“ブランド”は本当に大事?

お役立ちコラム
中古マンション購入で“ブランド”は本当に大事?

──愛知県の事情から考える資産価値の実態──


ブランドマンションはなぜ人気があるのか

中古マンションを購入するとき、
「このマンション、ブランドありますか?」
といった質問をされる方は少なくありません。

“ブランドマンション”という言葉には、
「安心」「価値が下がりにくい」といったイメージがついています。

確かにブランドのあるマンションは、
築年数が経っても一定の人気を保ちやすく、
結果的に資産価値が下がりにくい傾向があります。


代表的なブランドシリーズ

首都圏や関西圏では、大手ディベロッパーが展開するブランドシリーズが市場で強い存在感を放っています。
それぞれに明確なコンセプトと品質へのこだわりがあります。

大手ディベロッパー一部抜粋                                          愛知県内でも耳にしたことがあるマンション名もあるかと思います。

  • 野村不動産「プラウド(PROUD)」シリーズ
  • 三井不動産レジデンシャル「パークホームズ」シリーズ
  • 三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス」シリーズ
  • 住友不動産「シティハウス」シリーズ
  • 大京「ライオンズ」シリーズ

愛知県では“ブランド”だけでは測れない価値も

一方で、愛知県では少し事情が異なります。
地元に根付いた中堅ディベロッパーが、
良い立地を確保しているケースもあります。

これは、愛知県民特有の「地元志向」や「地元企業への信頼感」が背景にあるかと思います。

そのため、全国的なブランドマンションではなくても、
地域密着型の企業が手掛けた物件でも
・駅近で利便性が高い
・施工会社の信頼が厚い
・アフター対応が早い
といった理由で評価されることもあります。

つまり、愛知県では「ブランド」が全国的でないから「低評価」というわけではありません。もちろん「ブランド」も大切ですがそれ以上に「立地」「管理」などが大切になると感じています。


本当に見るべきは「ブランド名」ではなく「資産価値を支える条件」

マンションの資産価値を左右するのは、ブランド名そのものではなく、
そのブランドが持つ要素がどれだけ維持されているかです。

たとえば、

  • 管理状態(修繕積立金の水準・管理組合の運営)
  • 周辺環境(交通・学校・商業施設などの利便性)
  • 将来の街の発展性(再開発計画や人口動向)

これらの条件が揃っていれば、
ブランド名がなくても資産価値を保つことは十分に可能です。


まとめ

中古マンションを選ぶとき、
“ブランド”は確かに安心感を与えてくれる要素のひとつです。

ただし、それだけで判断するのではなく、
立地・管理・地域性などと合わせて総合的に見ることが大切です。

特に愛知県のように地域独自の市場背景を持つエリアでは、
「どんなブランドか」だけでなく
「どんな場所に建ち、どのように維持されているか」を見る視点が重要です。

ブランドはあくまで判断材料のひとつ。
その裏にある“価値を支える仕組み”を理解することが、
長く安心できる住まい選びにつながります。


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