2025.11.21

名古屋市内のマンションリノベーション現場報告 【スケルトンにするメリット】

現場紹介
名古屋市内のマンションリノベーション現場報告 【スケルトンにするメリット】

こんにちは!設計の伊藤です。
現在名古屋市内で施工中のマンションリノベーションの現場をご紹介します。
コチラの写真はリノベーションの最初の工程となる「解体工事」の様子です。

戸建ての解体とは違い、マンションでは重機が使えないため、職人さんが一つ一つ手作業で解体してくれています。内装の解体から解体後の掃除まで、とても丁寧に作業してくれています!

フルリノベーションを行う場合は、構造躯体以外の内装(壁・床・天井)をすべて取り払い、何もない“スケルトン状態”にします。スケルトンにすることのメリットは
①間取りを自由に変えられる
②断熱補強を行える
③給排水配管を更新できる
などがあげられます。


築20年以上のマンションで特に多いトラブルが、給水・給湯配管の漏水です。
配管は床下にあるため、漏れてしまうと床をめくる大掛かりな工事が必要になります。
昔は鋼管(鉄の配管)が主流でしたが、今は漏水リスクの低い樹脂管が一般的なので、リノベーションのタイミングで配管を更新しておくと将来の安心につながります。


表面的なクロスの張り替えのみを行う「表装リフォーム」と、内部までしっかりと造り替える「スケルトンリノベーション」で迷われる方も多くいらっしゃいますが、 将来的なメンテナンス費用を抑えるという点でも、スケルトンリノベーションはとても有効な方法だと感じています。

ぜひ、配管更新も含めたフルリノベーションも選択肢のひとつとしてご検討いただければ嬉しいです。