2025.11.18

リノベーションにおすすめな中古マンションの築年数は?

お役立ちコラム
リノベーションにおすすめな中古マンションの築年数は?

中古マンションを購入して自分好みにリノベーションする
いま、多くの方が選ぶ住まいのスタイルになっています。
では実際、どの築年数の物件を選ぶと「リノベ向き」なのでしょうか?

結論から言うと、
築25〜35年前後の物件が最もリノベーションに向いている
と言われています。

以下では、その理由と築年数ごとの特徴をわかりやすく解説します。


◆ リノベに向く築25〜35年のマンションが人気の理由

① 建物構造がしっかりしている

この築年数のマンションは、
新耐震基準(1981年6月〜)で建てられた物件が中心です。
耐震性が高く、構造部分を残しつつ専有部だけを大胆に変える
「スケルトンリノベ」もしやすいのが特徴です。


② 間取りが古く、変更の余地が大きい

築30年あたりのマンションには、

  • 和室が多い
  • 狭いキッチン
  • 細かく区切られた部屋
  • 古い水回り

といった特徴があり、
間取りそのものを大きく変えるほど価値が上がる物件が多いです。


③ 価格がこなれていて、総予算のバランスが良い

築20年を超えると販売価格が落ち着きやすく、

  • 「購入価格を抑えて、リノベに予算を回せる」
  • 「リノベ後の資産価値も見込みやすい」

といったメリットがあります。


◆ 築年数ごとの“リノベ適性”まとめ

● 築10〜20年:内装は古いが、まだ大きな変化は必要ない

  • 設備が古くなり始める時期
  • 間取りは比較的新しく、フルリノベまで必要ないことも
  • 価格がまだ高め

→ リノベを軽め(内装・水回り中心)にしたい方向け


● 築20〜30年:最もバランスが良いゾーン

  • 構造は新耐震
  • 内装や間取りは古さがある
  • フルリノベで劇的に変わる
  • 価格も下がり予算調整がしやすい

→ 一番おすすめの築年数


● 築30〜40年:大胆な間取り変更がしやすい

  • 壁式構造よりワンルーム・ワイドLDK化の余地が大きい
  • 価格が低くリノベ費用をしっかりかけられる
  • 修繕積立金や管理状態の見極めが重要

→ スケルトンリノベをしたい方に最適


● 築40年以上:建物や給排水の状態チェックが必須

  • 給排水管の老朽化リスク
  • 大規模修繕の履歴を要確認
  • 値段は最も安く、うまく選ぶとコスパ良し

→ 建物調査をしっかりできる方向け


◆ 築年数だけで決めてはダメ!本当に大切なポイント

ここまで築年数ごとの説明をしてきましたが、                                            他にも大切な点があります。

  • 管理状態(修繕積立金の残高・修繕履歴)
  • 給排水管の材質と交換履歴
  • 耐震基準(旧耐震か?新耐震か?)
  • 構造(壁式構造かラーメン構造か)
  • バルコニー向き・採光
  • 周辺環境や駅距離

とくに管理状態は築年数より重要です。
築30年でも管理が良いマンションは資産価値が落ちにくく、
リノベ後の住み心地も大きく変わります。


◆ まとめ:リノベ向きのベスト築年数は?

  • 最もおすすめは築25〜35年
  • 安いだけでなく間取り変更の余地が大きい
  • 耐震性や構造もリノベしやすい
  • 管理状態のチェックは必須

中古マンション×リノベは、
「価格を抑えつつ理想の家を実現できる」
とても魅力的な選択肢だと考えます。


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