2026.5.29

昭和区のマンションリノベーション現場報告③

現場紹介
昭和区のマンションリノベーション現場報告③

こんにちは。設計の伊藤です。先日のコラムに引き続き、昭和区で進行中のマンションリノベーションの現場をご紹介します。現在、現場では大工さんによる造作家具の製作が進んでいます。

今回のリノベーションでは、テレビボード、キッチン収納、玄関収納、洗面・トイレ収納など、住まいのさまざまな場所に造作家具を計画しました。お客様がお持ちの家具や家電の寸法、使い方に合わせて、一つひとつオリジナルで製作しています。
既製品では納まらない寸法や、細かな使い勝手まで調整できることは、造作家具ならではの魅力です。

家具や建具に使用する素材や色味を統一しているため、空間全体にまとまりが生まれ、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。現場で大工さんが一つずつ手仕事でつくり上げていくため、既製家具にはない温かみを感じられるのも魅力のひとつです。


特にマンションでは、限られた空間をどのように有効活用するかが重要になります。マンションには柱や梁の凹凸に加え、排水管などの共用設備による制約も多く、既製家具では空間をうまく使い切れないケースが少なくありません。

その点、リノベーションと同時に造作家具を計画することで、空間に合わせて無駄なく収納を設けることができ、同じ広さでも収納量や使い勝手を大きく向上させることができます。また、造作家具は空間と一体で計画するため、見た目だけでなく、動線や日々の使いやすさまで含めて設計できる点も大きなメリットです。

もちろん、安価な既製家具と比べると費用はかかりますが、家具屋さんで製作するオーダー家具と比較すると、リノベーション工事とあわせて大工さんに施工していただくことでコストを抑えやすい場合もあります。
毎日使う家具だからこそ、空間に合った寸法や素材、使い心地にこだわることで、暮らしやすさや愛着は大きく変わっていきます。マンションリノベーションをご検討の際は、ぜひ造作家具もあわせてご相談ください。